ホームヘルパーとは、ヘルパーが介護を必要とする方の自宅を訪問して、食事や洗濯といった生活援助から、入浴や排せつの介助といった身体介護まで行う仕事です。
一般的には社会福祉法人や医療法人などが運営する事業所に登録し、介護サービスを必要とする人の自宅に派遣されます。
また、利用者の悩み相談に乗ったりアドバイスを行ったりと、精神的な面でサポートを行うこともホームヘルパーの仕事と言えます。
ホームヘルパーになるためには、「介護職員初任者研修課程」を受講して、修了証明書を交付される必要があります。
2012年までは「訪問介護員養成研修(ホームヘルパー1級~3級)」及び「介護職員基礎研修」として実施されていましたが、2013年以降は「介護職員初任者研修」に統一されています。
研修内容は、講義と実習からなり、大体3か月程度で修了することができます。
講義では介護業務で必要となる基礎知識やコミュニケーション技術について学び、実習では入浴や食事の介助方法など実践的な技術について学びます。全課程修了後には1時間ほどの筆記試験があり、合格すると修了証明書が交付されます。
介護の資格には、職員初任者研修の他に実務者研修や介護福祉士といったものがあります。より高い待遇条件で働きたい、または現場を引っ張る立場として活躍したい方は、挑戦してみるといいでしょう。
上級の資格を持っていれば、求人選びも有利になるため、さらに理想的な場所で働くことが可能です。